2013年2月21日木曜日

東急ハンズの情報システム部は、結構、最強じゃないかと

新基幹システムのインタビューに関西の店舗に来ています。

情報システム部のメンバーが、システムユーザにヒアリングをするのは、システムをつくる上で、よくある風景です。でも、少し、会話の内容の次元が違うんです。

なぜって、、、情報システム部のメンバーの経歴と現在のスキルがですね、ちょっと、変わっているんですよ。

・ユーザ部門のメンバー
店舗で発注や品揃え改善、接客をするスキル

・情報システム部のメンバー
店舗で発注や品揃え改善、接客をするスキルに加え、基幹システムのプログラミングができる

ということなんです。当社の情報システム部のメンバーは、いつでも、現場(店舗や商品部)で、フツーに業務ができるんです。

弊社の情報システム部のメンバーは、ほぼ、現場(店舗や商品部)から異動してきております。
だから、キャリアでいくと、システムよりも現場経験のほうが圧倒的に長いんです。
しかーーーーし、
「基幹システムのプログラミングができる(要件定義・設計・開発・テスト、全部です)」
んです。ウソみたいでしょ。

今、システム業界で、DEVOPSというキーワードがあります。
我々は、DEVOPSどころか、開発+運用+現場業務の全てができる人材がほとんどなんです。

ちょっと、今日は、自社の部門をあぴってみました。

スープストックトーキョーの遠山さん好きだな

スープストックトーキョーを運営する株式会社スマイルズの遠山さんの講演をきく機会がありました。

「スープで、いきます」という彼の著書がある。この本は、2006年に出版されたんだけど、当時の私は、コンサルティング会社に勤めており、ちょっとした衝撃があった。

それは、遠山さんの事業計画書の記載形式の斬新さ、です。
世の中にあふれている事業計画書の書き方のどれにもあてはまらない、ストーリー仕立ての物語なんですわ。

ああ、そうなんだよな、事業計画書って、こういうのでいい(というか、こういうのがいい)んだよな。自分のやっている堅苦しく、それっぽく見える事業計画書は、なんなんだと思ったんですよ。

遠山さんの事業企画書は、その後、スタッフのバイブルとなるわけです。
事業計画書が、数年後もスタッフに読まれ、バイブル化するようなものはあるでしょうか? 事業計画書って、なんともつまらない?文書だし、スタッフが読んでも、??な内容だったりしますよね。


それから、数年経過し、最近、講演を聞く機会があったので、心に残った言葉を少々記載します。

1 「(自分が)小躍りするような、そんな仕事をしたら、ホント、みんなに知らせたくなりますよねー」という話。
これは、そもそも、彼が、絵を描くのが好きで、絵を描いて途中にちょっと離れたとこから見たりすると、こりゃいいわー、って小躍りするんですって。
ってことで、
これは、仕事も同じで、

自分の仕事を他人に話すとき、心の底から、「マジでいいんだよー、いっぺん、試して皆よー」なんて、顔を紅潮させながら、言えるような仕事をしているのか。

ってことなんです。
確かに、今のサラリーマンで、こういう表現で(ある意味、営業行為なんだけど)他人に言えるってのは、ホント少ないような気がするし、自分も、そういう仕事をしなければ、ならん!と思ったんです。

2 手紙
彼の事業家としてターニングポイントとなるところに、「手紙」というのがよくでてきます。この手紙というのが、いいんですよね。もう、思い余って(募って)手紙を書いちゃうということなんだけど。
仮に手紙というコミュニケーションでなくてもいいかもしれないけど、何が何でも、自分の想いを相手に伝え(理解してもらい)邁進するという心意気は、みんな、もたないとイカンなと。

3 会社でつくったプロモーションビデオに社員がでているのをみて、遠山さん自身が涙する
いや、ホントに自社の社員を愛しているんだなと。そういう経営者って凄いなと。

他にも、いろいろとありますが、まあ、このへんで。
*スープストックのカレーは、結構、旨いっす。