2011年11月8日火曜日

ザッポスのような経営をしているSI企業を見つけた

全ての企業が、本当は、そういうオペレーションをしたいけど、実際は、できていないコトの一つに。

・無償のアフターサービスに力をいれて(コストをかけて)、リピーターや口コミ効果にて、次の営業を獲得する。

というものだあります。
例えば、わかりやすいところでは、住宅販売や車の販売などがあります。住宅、車は、買った(売った)あと、車なら、数年、住宅ならもしかしたら、一生、次の営業の機会がありません。
だから、効率よく、営業数値をあげるには、売った客は、すっぱりと相手をせずに、新規開拓に時間をさく。というものがあります。

人間、どうしても、今期の売上をとりたい、と思うと、新規開拓にハシリます。アフターサービスが次の客を呼ぶだろうというような”賭け”には、でずに、新規営業をしたほうが良いと思うからです。

ここで、一つ、大きな間違いに気づきました。多くの成功体験、失敗体験を聞いていると、

・アフターケアをしっかりやったら、次の客を紹介してくれる、だろうから、アフターケアをしっかりやろう。
と思って、実施している人は、実際には、次の客は紹介されません。

・本当にお客さんに喜んでもらいたく、それが結果としてアフターケアになっている営業だけが、次の客を紹介される。

という事実を、いろんな他社さんの成功体験、失敗体験を聞くと、どうもそのようなのです。不思議なことに。

いや、100%聖人のような人はいないにしても、99%は、そういう志の人が成功しているというサイクルにはいっていると思います。

最近、沖縄に出張にいったときに、とあるSI企業の経営者に会いました。

一言でいうと、ザッポス経営をSI企業としてやっているような会社(人)と思いました。システムの営業も、住宅、車の営業と似たところがあります。基幹システムの入替をしたら、もう5年から10年は、次の営業機会はありません。しかし、彼の話しを聞いていると、導入してから、だいたい1年半はいっしょに改善していかないと、システムはうまく活用されないんです。
という言葉を本気で言っていて、それは、無償でやっている。というのです。彼の会社は、営業をしたことがなく、一度ついた客は、離れなく、また、客が客を紹介してくれるという素晴らしいサイクルになっています。彼は、「素直に」目の前のお客さんが成功することに一生懸命サポートする。ということだけに集中しているというわけです。

私もそういう生き方、ビジネスの仕方に集中していきたいです。もっと、もっと、顧客の成功に集中していかないとイケないな。と反省しているところです。