2011年6月20日月曜日

さとなお氏は、ソーシャルメディアに冷静だなぁ

今日、さとなお氏@フリー、川島氏@グーグルのセミナーに行った。このコミュニティデザイン研究所は、素晴らしい講師を招き(通常、数百人を呼べる講師)、講師と懇親会もあるのに、いつも、10人くらいしか集まらない?という希少なセミナーだ。みなさんも参加されるとよいと思う。

さとなお氏には、1990年代から、ジバラン(自腹で外食して、評する)でお世話になっている(間接的に)。この時代は、東レスで好きなレビューワーを信頼するか、ジバランを信頼するかだった。

さとなお氏は、電通を退職したばかりだが、冒頭で「ソーシャルメディアは、まだ未知数」という話があり、「ああ、この人は信用できる」と思ったものだ。

マーケター系のフリーの方は、99%は、「これからは、ソーシャルメディアの時代だ!」と言う。
ホンマですか?一部の成功事例で、企業側を煽り、コンサルティングを受注されますが、ホンマですかね?と。ホンマにニュースバリューだけじゃなく、実商売として、ROIが良いと判断されていますかね。現時点で。

私は、そうは思わない。実際に実行している企業の自己分析として。

ソーシャル(一般の人々)を動かすには、ツールとか、ソーシャルインフラじゃなく、本当の意味で、企業自身が、顧客に「信頼される」企業活動をしているかどうかだ。そこに、ソーシャルインフラがあるから成功するのだと思う。ツイッターや、フェイスブックの活用方法とか後の話しであって、それよりも、「顧客に信頼される企業活動をしているか、どうか」なのではないだろうか。

いくら、素晴らしいフェイスブックページを作成しても、無駄な投資で終わっていくだろう。

もし、マスメディアからソーシャルメディアへの傾倒が少しずつではあるが、正しいとすると。
企業側は、ソーシャルメディア対策に投資するのではなく、本業に投資した方がいいだとう。だって、マスメディアの時代は、「広告のでき」で商品を買ってもらえたが(買った後の批評も浴びることはなく)、ソーシャルメディアは、商品を買う前も買った後も含めて、消費者が、勝手に、広告を打ってくれる(良い広告、悪い広告含め)。
だから、これからは、本当に本業に集中したほうが良いのだと思う。