2011年5月9日月曜日

地産地消

母に、何をしている(する)時が一番楽しいか、聞いてみた。もし、旅行とかいったら、旅行につれてってやろうと思って聞いたのだが、、
「ぬくいさんに、野菜をだすこと」とのこと。

地元で、「ぬくいの郷」という青空市場を有志でやっており、そこに、近くの農家(といっても、自分の家で食べる程度の農家)が、出品するのである。

・基本、何を出しても良い。
・価格は、自分でつけてよい。
・朝の9時頃出品し、3時頃に売れ残りを引き取りに行く。
・気が向かないときは、出品しなくてもよい。
・商品には、自分の名前が書かれたバーコードシールを貼る。
というルール。

私も見に行くと、なかなか、オモシロイ。母は、サヤエンドウを出品している。サヤエンドウは、他の人も出品しており、価格や内容量もそれぞれだ。だから、商品の売れ行次第で、価格を変えてみたり、色々と工夫をするそうだ。
やはり、売り切れていると、嬉しいし、売れ残っているとガックリくるそうだ。
さあ、今度は、何の野菜をだそうかな、と考えるのが楽しいと言っていた。

この青空市場は、国道沿いでやっているんだけど、当初は、お土産屋さん的な発想ではじめたんだと思う。
しかし、今、現実には、買いに来るのは、地元の人ばかりだ。スーパーより安く、みんなそれぞれ自分の名前で売っているので、品質もそれなりなんだと思う。

まあ、小さい範囲での地産地消だな。

流石に今は減ってきたと思うけど、自分が小さいころは、よく、近所のお婆さんが、いろんなものを持ってきたし、ウチの婆さんもいろんなものを近所に配っていた。それは、作物や貰い物や調理したものと色々なんだけど。
自然に物々交換みたいなことをしていたんだな。あの頃は。

それが、少し、カタチを変えて、ぬくいの郷みたいなところが盛況なのは、嬉しい。
母が、せっせと小さい畑で、野菜をつくり、市場へもっていっていることを想像するのも、嬉しい。
人生に楽しみをみつけ、それをやっているというのは、本当に良いことだと思う。
無理をせずに、楽しんで欲しい。

お母さん、楽しんで、がんばって!