2010年12月30日木曜日

来年の抱負は、ですね。Love Based CompanyとIntegrated Internet service for customers

来年の抱負。

1 Love Based Company
今年、フィルがLove based productsという言葉を使っていた。これは、「何故、その商品を買いたいのですか?」という質問に対して、安いからとか、機能が凄いからとかじゃなくて、「好きだから」という答えになる製品を目指しているという話しだ。
ハンズもそうなりたいと思う。

何故、ハンズに行くのですか? (こういう質問があったとき)

好きだから。

とお客さんに答えられるようなお店にしたい。 Love based Storeだ。

で、Love based Storeになるためには、先に、会社自体が、社員自体が、ハンズを好きであり、笑顔でなければ、お客様がLove basedになるわけがない。

だから、Love Based Storeを掲げるまえに、Love Based Companyなんだ。

2 Integrated Internet service for customers
統合化された「店舗でのサービス×インターネットを使ったサービス」をお客様に、もう、シャワーのように浴びていただきたい。楽しんでいただきい。便利になった!と思っていただきたい。
この領域に関しては、世界一になる。

この2つを主軸に来年は、爆進する。

2010年12月29日水曜日

さて、何から、書こうか。今年を振り返ろう。

今年、いや、正確には、2009年の11月くらいからレッドゾーンに入り、そのまま、約1年走りきった年だった。今までの人生で、一番、集中して仕事をしたのではないだろうか。

チームメンバーにも、色々と無理を言った。ありがとう。

ここ1週間ほどは、エンジンも2000回転くらいでの仕事のスピードで落ち着いて運行している。

1月〜3月
・バレンタインのツイッター、Ustreamイベント
まつゆうさんや明和電機の社長にもお世話になった。秋頃からはじめたツイッターがのってきている時期で、私自身もツイッターにはまっていた。ミクシーをやっていない自分は、ツイッターがはじめてのソーシャル系になる。

・セカイカメラの連携
セカイカメラ、これも惚れたなぁ。未来への期待感を持たせてくれるアプリだ。WBSでみたセカイカメラに惚れ込み、なにか、いっしょにやりたいなぁとツイッターで井口代表にはなしかけたのがはじまりだ。

・物流倉庫の廃止
物流センター経由の物流から店舗直送への物流に切り替え、物流倉庫は廃止。指定物流業者制にし、直送ながらも効率の良い着荷になるように考えた。これも、スケジュールはキツキツの中、店舗の協力、他部署の協力連携があって、なんとか、できたというところ。これは、数億レベルのコスト削減になったので、良かったと思っている。

・コレカモネット構築
店頭在庫の検索サイトをつくろうとおもい、ドメインもとった(なんと、zaiko.com)。ただ、ツイッターにはまってた自分は、どうしてもツイッターのように、チャットのように在庫検索がやりたいとおもい、形態素解析ができる会社ないかなーと探しまくったところ、チームラボと出会う。これも、スケジュールギリギリだったなぁ。

この頃から、経済産業省のIT有識者員会などで、IT、ECまわりの優秀な人とパイプができつつあった。AMNの徳力さんもここで、はじめて、名刺交換。あー、この人がアルファブロガーの親分かーなんて、思ったな。年末には、ツイッター大喜利の審査員をしてもらうまでになるとは想像してなかったけども。

4月〜6月
・通販事業部も兼務になり、コスト構造の改革に集中
まずは、「利益のでる構造に変革すること」に集中し、随分とカリカリにチューニングした。これも、通販のメンバーには無理させたと思う。人は、三分の二に減らすし、協力会社の皆様にもコスト削減を随分とお願いをした。

・ネットと店舗の融合を加速させるため、通販をやりはじめた時から、事業部制を廃止することにし、着々と業務設計をすすめる。

・体調が悪化し、体調不良が続く。健康診断でも注意をうける。ただ、病院に行ったのは10月ごろ、投薬をすると、すっかりとよくなった。

7月〜9月
・4月から他社のECの方に勉強をさせてもらった。中でも、コスメ・コムの菅原社長には、色々とお世話になっている。どこかで、恩返しをしなくてはならない。

・大改革を推進するにも、メンバーは、定常の通販の運用業務がある。それに、人をへらし、改革業務と通常業務の両方やらなくてはいけない。これは、メンバーもつらかったと思う。もう少しの辛抱だ。もう少しで新業務に切り替わる。もう少し、頑張ってほしい。

・自分に課せられた役割は、前年比110%とか、そういうレベルではなく、2倍、3倍にすることだと思っている。だから、大ナタをふるう改革をするわけだけど、誤算だったのは、足元の数字が悪かったことだ。
自分が判断を誤ったのは、売上を2倍、3倍にすることにこだわってしまったことに原因がある。
ハンズネットには、「アウトレット(ハンズネット独自商品)」コーナーがあり、それをある程度プッシュするサイトになっていた。店舗と統合を考えていた私は、これを「アウトレットに頼ってはいけない。店舗と同じ商品構成にし、定番商品で売上をとらないと未来がない。」とし、正攻法で、ソリューション展開する施策をとったことだ。この失敗に気付かなかった。10月にアウトレットコーナーをクローズアップすると、売上好調になったが、もっと、はやく、気づくべきだった。
定番で70%の売上をつくり、30%がアウトレットとすると、アウトレットを全面にださないと、アウトレットが15%くらいの売上になり、前年比85%ということになる。
ただ、それをプロモーション(ポイントキャンペーン)とソリューション展開でカバーしていこう。アウトレットコーナーに頼っていては、未来はないと考えたのだ。
これは、考えは、正しいのだけど、そうはいっても、足元の数字がよくないと、改革どころではなく、明日の売上のために、仕事をしてしまう。これが悪循環だった。

一番ヘルシーなのは、足元の売上は前年比は超えていると定常業務はそんなにいじらなくて良いので、改革業務に集中できるんだけど、それがうまくいかなかったな。

色々とテストマーケティングをしてみたが、ポイントキャンペーンは随分やって、ROI感覚が肌身についてきた。わかったのは、ポイントキャンペーンが「効く」場合と「効きにくい」場合があるということ。それと、当たり前であるが、
「消費者は、どれだけ、ポイントや割引があったとしても、そうそう、自分の欲しいもの以外は買わない」ということだ。

例えば、
1 12月に5%ポイントキャンペーンをする

2 ハンズメッセに5%ポイントキャンペーンをする

キャンペーンは、2つ考え方があり、2月のような閑散期にキャンペーンをうって、売上をあげる方法、もうひとつは、クリスマスなど売れるときにキャンペーンをかぶせて、もっと、売上をあげる方法だ。

そういう意味では、上記の2つは、売れる時期にキャンペーンをかぶせる方法で同じに見える。
しかし、違うのだ。ハンズメッセにポイントキャンペーンはROIが良くないのだ。
ま、、、、長文になってきたので、ここらにするけども、ポイントキャンペーンの分析データはたまってきた(随分ポイントを発行して、損益に影響がでたけども)


10月〜12月
ネットと店舗が融合・統合したサービスをしている小売業として、「世界一」を本気で目指している私としては、このクオータは、一番の山場。新物流設計、システム設計、組織設計などなど。

ひとつの区切りがついた。

さあ、来年は打って出る年だ。もう、ギリギリとしたコストダウンをするステージではない(もう、飽きるほど、コストダウンはやった)

「投資のROIを最大化させる」ステージにはいっている。
どれだけ、うまく、お金を使えるか。
これが最大のポイントとなる。
うまくお金を使うのは、実は、コスト削減よりも、難しい。


うまくお金をつかう とは 既定のアクティビティではないので、
・最良の協力会社やソリューションを探す
ことが一番重要だ。
まずは、その業界のトッププレイヤーは誰なのか、どこの会社なのかをさんざんリサーチし、数社に絞る。そこから、打ち合わせを重ね、最良のパートナーを選定していく。
ポイントは、自分の足をつかって自ら動くことだ。会社で待っていて、営業にきている会社だけを相手にしているだけでは、既定路線のものしかつくれないことが多い。




今年で、業務・システム基盤構築はできた。来年は、この新しい基盤を活用して、顧客満足を上げ、結果として、売上をのばしていく、ステージだ。

さあ、楽しみじゃないですか。私は、ワクワクドキドキですわ。

2010年12月25日土曜日

今、年賀状製作のために、今年の写真をみていたけども、自分は、幸せに生きているなあとしみじみ

今年、iPhoneでとった写真をみていたけども、まあ、色々と楽しかった。

プライベートでは、サンフランシスコ、沖縄と旅行に家族で旅行にいけた。子供もすくすく育ち、今は、よーしゃべるようになった。

仕事は、今年は、集中して働いた。多くのことができたと思うけど、根を詰めてやりすぎたことが反省点。短期的には、アウトプットをだせても、チーム全体の長期的なパフォーマンスには悪影響がある。改めよう。

また、今年は、社外の新しい友人・知人が多くできたことが特徴的。EC関連の人が多いんだけども、これは、非常に自分の財産になっている。ありがとう。

おっと、こんなこと書いてないで、年賀状やっつけよ。

2010年12月21日火曜日

年末の企業軟式アカウント大決戦!

これ、うちのツイッター担当が私にメールで送ってきた文です。おもしろいので、紹介します。

↓↓

突然の出会いだった。
あの人のふとしたつぶやきに僕は思わず反応してしまった。
「こんな森ガールも、どうですか?」と。
なにも知らない方はこれだけ読んでも訳がわからないことでしょう
とにかく、僕たちは出会ってしまった・・・・
ロミオとジュリエット(競合店同士)にも関わらず・・・・
そう、これが「ヴィレッジヴァンガードvs東急ハンズ」の
Twitter商品大喜利対決のはじまりであった。
対決詳細についてはこちら。
7回に渡って拳を交えたヴィレッジヴァンガードと東急ハンズであったが
3勝3敗1引き分けと、遂に決着はつかなかった。
ロミオとジュリエットは、決着をつける為に日を改めて「最終決戦」を
執り行うことにし、2010年11月10日に、別れた。
そして時は過ぎ、2010年12月27日午後5時。
ヴィレッジヴァンガードと東急ハンズはそれぞれに強力な味方をつけ、
再び相まみえたのである。 
ヴィレッジヴァンガードと東急ハンズを支えるその仲間たちには、
「イマージュ」 http://www.st-image.com/
「オイシックス」 http://www.oisix.com/
「OKWave」 http://okwave.jp/
「大阪王将」 http://www.osaka-ohsho.com/
「All About」 http://allabout.co.jp/
「ジーンズメイト」 http://www.jeansmate.co.jp/
「スーパースポーツゼビオ」 http://www.supersports.co.jp/
「ムラサキスポーツ」 http://www.murasaki.jp/
(あいうえお順)
という、錚々たるメンバーが揃った。
  
時は満ちた、頼もしい戦友たちもいる。
さあ、始めよう。最後の戦いを・・・・
ついに最終決戦の舞台、その幕が上がる。

ザッポス伝説は、名著だ。

iPhone スクリーンショット 1これは、今年の名著です。
ザッポスは、「カスタマーサービス」がコアコンピタンスの会社で、通常、カスタマーサービスの素晴らしさが重要と記載される本は、「読んでいて、しらける」ことが多いです。なんか、実態のないような、綺麗事がかかれている(と読み手に思わせる)ことが多いです。

しかし、この本は、違います。トニーの言葉で、語られています。綺麗事ではなく、実際に実行しているリーダーの言葉は、重みが違います。

今、なんと、期間限定で、iPhone、iPadで、無料ダウンロードをしています。12月21日までです。

私は、書籍を購入しましたが、是非、みなさん、読んでみてください。

自分の会社の企業文化は、こうでありたい。特に、ハンズの人は、共感してもらえると思います。

是非、年末年始に読み、来年の目標にしようではありませんか。

2010年12月17日金曜日

学習院大学の女子大生とのコラボ

女子大生×東急ハンズこれは、学習院大学を中心とした女子大生とのコラボ。
いや、そういうモノが好みなのね。
自分が貰って嬉しいモノとあげたいモノを選んでもらいました。

自分でデザインしたiPhoneケース、欲しくないかい!

ハンズカスタマイズそんな、みなさんには、こちら
最近、リリースしました。東急ハンズの商品に、自分のデザインをプリントできるというサービス。
今、iPhoneケースが、むちゃくちゃ売れています。たしかに、iPhoneケースは、自分仕様が欲しいもんね。

ペイパルで39%ポイントバックのハンズネット

PayPal20%ポイントアップまあしかし、今のハンズネットは、最高にお得だと自分でも思います。そもそも、お安い商品を値下げして、その上、ペイパルで決済すると、39%のポイントバックなんです。
私も、たんまりと買いだめしましたけども、みなさんも、したほうが、良いと思います。まじで。

2010年12月16日木曜日

朝起きて、うとうとしている時から、仕事のことを明確に考えている

朝、うとうとと起きた瞬間から、仕事の内容のことを考えている自分。
の話しを人にすると「あ、俺も」っていう人は、まだいない。

前職の時の上司のKさんが、「風呂はいっている時も、トイレにいっている時も、ソリューションを考えるんだ」と言われても、「なにいってんの?」と思ったものだが、今の自分は、そうなってしまっている。
私もいろいろな上司についたが、明確に言えることは、部下は、上司に似るということだ。

私も、自分の仕事のやり方は、今までの上司のやり方に似ている。ポイントは、良い面も悪い面も似てしまうということだ。

前職のときに「自分は、こんなに厳しくしない」と思っていたが、自分も同様に部下に厳しくなっている時がある。その時は、自分は、Kさんそっくりだな、、と思う。

そう思うと、自分の部下に、私の仕事のやり方に、よい面も悪い面もにてきているんだろうな。たぶん。

2010年12月10日金曜日

テクニカルアーキテクチャの議論も好きだし、マーケティングの議論も好き

今の仕事は、ECとITの仕事。
今週の打合せを振り返り、まあ、いろいろな打合せがあるなぁと。

・ロードバランサとWAF(Web Application Firewall)の配置や、フェイルオーバーしたときの処理などを仕様をきめる
・ポイントのソーシャルグラフの分析軸の話しとか
・経済産業省でe空間委員会にでたりとか
・AMNの徳力さん、村山やむねさん、藤元さんらと呑んだり(これは、勉強になったし、インスパイアされるな)
・ソーシャルコマースによるネットと店舗の連動性のデザインをしたり

まあ、いろいろと仕事は、楽しいですわ。疲れもするけど。

さあ、明日も打合せ5本か。もう、寝よ。

2010年12月7日火曜日

この土日は、学生の将来について、頭がいっぱいだった

この土日は、就職セミナー合宿。
朝から、晩まで、面接の練習とか、グループディスカッションの練習とか、エントリーシートの書き方のレビューとか。

もう、ずっと、なんです。

私、基本、仕事のことばかり、考えているんです。
朝起きたら、もう、仕事のことを考えています。多分、夢の中でも考えています。

それが、この土日は、久々に仕事のことを考えず、学生のことを考えていました。

意思のある学生には、是非、幸せになって欲しいな。絶対に、第一志望に受かってほしい。

2010年12月4日土曜日

さあ、明日から、就活セミナーの合宿だ

毎年、母校にて就活セミナーの講師をしている。これが、合宿で、朝から晩まで、みっちりと模擬面接などをやるのだ。もう、たぶん10年以上になるんじゃないだろうか。

私は、氷河期ではあったが、就職活動が楽しくてしょうがなかった。
はやく、働きたかったし、何しろ、ワクワクしていたな。社会人になるというのが。

で、卒業して、数年たったとき、後輩にも、自分の人生を、そう、よい人生をおくってもらいたい。
それには、就職というのが大きなファクターだ。(あと、結婚ね)

だから、応援したい。ということで、就活の講師をはじめた。

さあ、明日は、どんな学生がくるかな。

楽しみだ。よりより人生をおくるために。最高の情熱をもって、望もう。

2010年12月2日木曜日

組織の雰囲気は、リーダーで80%決まる。良いふうにも悪いふうにも。

反省。
今年度、通販の仕事もはじめて、結構、タスクを詰めてやっていた。体調もよくない(今はいいけど)のもあって、
・何でも、スケジュールを前詰めにし、余裕のないスケジューリングをしてしまう
・自分の顔から笑顔が消えている
・人と話すときに、急いで話してしまう(相手に圧迫を与えてしまう)
・必要なことのみ伝えるコミュニケーションで、あそび、がない。

そういう、ピリピリした自分の雰囲気が、自分のチームを蝕んでいく。

基本に戻ろう。

2008年の5月16日に戻ろう。