2010年10月26日火曜日

中期経営計画の書き方

中期経営計画。(中期とは、3年のことがおおい。)

毎年、来年度予算に関しては、数値(売上、利益)や活動計画などを記載するのは普通である。ただ、来年度予算・活動計画に関しては、「大きく舵を取る」とかいうよりも、どうしても、今年度の延長線上に来年度の活動を考えるようになる。

そりゃー、今年の実績があり、来年度から加速度的飛躍するということはまずない(なにか、おおきな投資や環境の変化がないかぎりは)
だから、大きく飛躍の絵を書くのはなかなか難しい。

ただ、中期経営計画を考えるのは、「会社の方向性やどれくらいの速度で成長するのか、どのような事業ポートフォリオを組んでいくのか」など考え、そしてそれを計画に落とすには非常に良い機会である。

中期経営計画の書き方という本は、本屋さんに行けば、いっぱい並んでいる。わたしも、2000年くらいだったかな、結構、事業計画書を書く機会があったので、その類の本を読み、コンサルタントとしてクライアントの事業計画書を書いていた。

私は、中期経営計画に関して、一番、重要な項目は、売上、利益計画ではなく「事業ポートフォリオ」と「重点投資項目」だと思う。
いや、投資家からすると売上、利益計画が重要だとは思うけども、執行する立場からすると、重点課題なんだよな。燃えるところは。

数値に関しては、どういう数値を計画しても、みんながんばっていくので、なんとも、かんともだけども、「舵の取り方」「どういうところに投資をして、強化していくのか」に関しては、個々人の努力とかのレベルではなく、会社としてしか「判断」できないことだ。

重点課題、私は、ワクワクする。
人によっては、「えー、そんな新しい事、できるの?」という反応かもしれないけど、
私は、ワクワクするなー。自分が責任者となってできるのであれば、余計にワクワクする。