2010年5月2日日曜日

Jフロントリテイリング社長の奥田氏曰く、「ライフスタイルが発展途上国型から先進国型へと変化すると生活スタイルがカジュアル化する」

確かに、何となく、わかる。
発展途上において、
1 生活必需品を揃える(絶対単品ではなく、カテゴリベースで欲求が満たされる)
2 高価格品や、人が持っていないもの、が欲しくなる。
3 自分のライフスタイルにあったものが欲しくなる。
という大まかな流れがあると思う。

また、モノからコトへと言われるように、物販消費からサービス消費に移行することも事実かと思う。(実際は、物販とサービスを完全にわけることはできないのだが)

商品には、流行があり、移り変わりがある。これは、お店も同じことであろうかと思う。いつも変わり続けないと、停止どころか、後退していくことになる。

ユニクロの柳井氏も「成功は一日で捨て去れ」という本を書いている。一日だ。

まあ、大変ですなぁ。変わり続けるのは。

でも、ここで、多くの人は、間違った認識をしていると思う。

よく、「過去の成功体験にしがみついている(のは間違いだ)」という話がある。
「変化することは、過去の自分を否定することだ」→「自分を否定するのは、誰でも嫌だ」→「だから、なかなか、変われない」
ということなのだが、
上記の考え自体が間違っている。


変化することは、過去の自分を否定することではない。より良い、自分になるだけの話だ。
変化(変革)することは、ステップアップするだけの話なのだ。自分自身が。

だから、組織のリーダーも「過去の成功体験にしがみつくな!」という言い方よりも、「何故、より良い業務・考えにステップアップできないんだ!」みたいな言い方が適当なのだと思う。