2009年11月1日日曜日

サードリアリティーの覇者は誰なのか?

ファーストリアリティー 現実のセカイ
セカンドリアリティー ネットのセカイ
サードリアリティー 現実とネットが融合したセカイ

ということなのである。さて、セカンドリアリティーの覇者は、グーグル、YAHOO、楽天など色々ある。ファーストリアリティーの覇者は、あげればきりがない。

さて、サードリアリティーの覇者は、誰なのだろうか?

プレイヤーが変わるのは、今までの大きな産業変革が起きたときの常識なのであるが、サードリアリティーの覇者は?

私は、ファーストリアリティー側からでてくると考えている。セカンドリアリティーで成功した企業は、サードリアリティーの覇者にはならないと思う。

何故か。

ちょっと、話を変えよう。iPhoneアプリで秀逸なものをつくるプログラマーは大勢いる。しかし、リアルビジネスとコラボしたような作品はすくない。理由は、簡単だ。リアルビジネスと絡んだアプリは、リアルビジネス側の企業と協業しなくてはいけないからだ。しかし、それは難しい。今までの歴史を見れば明らかだ。システム屋やシステム屋であり、小売屋には、なれないし、なろうとも思わないのだ。

しかし、サードリアリティーの覇者になる企業は、ネット・バーチャルとリアルビジネスの両方のオペレーションができる企業なのである。

ネット企業がリアルビジネスをする
リアルビジネス企業がネットビジネスをする。

参入障壁を考え得ると、私は、サードリアリティーの覇者は、リアルビジネスサイドの企業であると考えているのだ。細部まで、リアルビジネスをコントロールするのは、リアルビジネスをもっていないと難しい。果たして、ネット企業は、この面倒くさいことをできるだろうか。

当社は、覇者になったことはない。(覇者になることが目的ではないし、それが良いと言っているわけではない)

しかし、今、サードリアリティーの覇者になる切符を持っているのは確かだ。

さあ、やろうではないか。既存企業が到底できないような事を。お客様が喜ぶことを。